月惑星研究会例会通信 No.161■ 日 時 : 2016年1月24日(日曜)13時−17時00分 ■ 場 所 : 船橋市視聴覚センター5階 視聴覚ホール ■ 出席者 : 26名(敬称略、自己紹介順)
縄田 景太、森谷 諒、堀川 邦昭、岩政 隆一、米山 誠一、菅尾 涼子、高澤 宏樹、石渡 一美、酒井 翔太、 藤森 信彦、黒川 賢太郎、長瀬 雅明、田部一志、齊藤 美和、高橋 徹 、高橋 和平、三谷 祥二、平林 勇 |
■ 内 容 1.自己紹介自己紹介は、個人情報保護の観点により削除しました。 2.木星の近況(堀川)堀川氏の解説資料をリンクします。 → 堀川氏の解説資料(PDFファイル) 1)NEBが拡幅している。前回は3年前の2012年、今回の拡幅はWSZ後方で始まり、WSZの前進に 伴って拡幅域が広がっている。現在のWSZは270度付近。 現在はWSZの前方でも起き始めている。半周程度が拡幅している。NEBの幅に違いが出ている。 太い部分は北緯20度まで広がっているが細い部分は北緯17度止まり。 140度付近に大きな突起やリング暗斑や発生。リング暗斑はメタンブライトではない。 リング暗斑は、時々急に前進速度が速まっている。気流の流れが速い北側に動く為か? 2)WSZにNEBの拡幅が追いついた11月中旬に、NTrZの白斑からNEBnに埋もれた白斑に変化し 前進速度が減速。WSZは他の白斑との合体で成長してNEBn〜NTrZでで最も有力な模様となった。 近年は赤化するなど、GRS的な振る舞いが見られる。 3)SEBは激しい活動はしていない感じ。NEBnに今年に入って0度から60度付近に乱れが発生。 フェストーン的な形状。2系に対して−3.5度で移動中。 SEB内の2個の暗斑が一つに合体して60度の壁を越えたが衰えている感じ。 4)GRSは赤さが増している様に感じられるので、2012年以降の画像を比較すると 2012年12月頃までは淡い感じだが、それ以降は赤い傾向。今シーズンは濃くなっている感じ。 SEBが淡くなっているので相対的に濃くなっていると感じられる。今がGRSを見るチャンス。 5)永続白般BAとSTB:BAが淡く黒い縁取りが消失し確認しにくくなっている。 BA後方のSTBのベルトが短くなり暗斑じょうになりまもなく消失すると思われる。 次のSTBの種となる暗部(STB Gost)ができている。さらにその次のSTBとなる白斑ができている。 6)SSTBの白斑は今シーズンは8個だったが、A5とA6の間に新しい白斑が発生。 全体的に集中し始めている。合体する可能性もある。 2.火星観測に関して(三品)発表内容は、下記テーマをリンクすると個々の説明資料が別のページで開きます。 1)Winjopsの火星用、新機能 2)火星の極を合わせる方法 3.木星のスケッチの練習(堀川)永長さんの木星展開図から堀川さんが作成した木星の自転動画を見ながら参加者全員で 木星のスケッチを行いました。最後に堀川さんから全員のスケッチにコメントがありました。 スケッチの取り方については、昨年の木星会議で説明に使った動画がYouTubeにアップされています。 YouTube上で「木星スケッチ」のキーワードで検索してください。 昨年の木星会議で堀川さんが作成された説明動画 4.その他次回例会は3月下旬から4月上旬に明治大学生田キャンパスで開催予定。 2次会:東船橋駅近くで懇親会でした(10名) |
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