ALPO-Japan: Jupiter Section (June 15, 2000)
2000年06月15日の木星
伊賀祐一、堀川邦昭
Y.Iga, K.Horikawa
June 15, 2000(UT)
Summary
日の出時の木星高度が高くなり、模様が少しはっきり分るようになってきた。
大赤斑後方のII=155度付近のSEBははっきりしているが、SEBnはやや淡化しているかもしれない。
NEBは昨シーズン同様に太いベルトで、EZnにはFestoonも見られる。
Kuniaki Horikawa (160mm Newton, Drawing)
No.3 1999/06/15 19h12m(UT)
ω
1
=354.5 ω
2
=142.0
シーイング=4/10 透明度=3/5
16cm反射 200倍
SEBはNEBより淡いが明瞭なベルトである。
左端にRSがあり、後方のSEBには白雲等見られず一様に暗い。
NEBは昨シーズン並みの幅で、北縁のbarge付近で幅広くなっている。
NTBも変わらず濃い、太さも変化なし。
STrZ〜STZが明るく見えるが、SSTBに近い部分はややshadeされている。
CMT観測
(時刻はUT)
なし
Yuichi Iga (280mm SC, Digital still camera NEC PICONA)
No. 2 2000/06/15 19h32m(UT)
I= 6.6 II=154.1 III= 79.9
280mm Schmidt-Cassegrain, XP24mm(f/27)
NEC Picona 1/7sec, 6 frames composite
Seeing:2-3/10 Transp.:3/5
低空にもかかわらず、意外とシーイングは良かったが、透明度が悪いのと背景が明るいので、CCDのカウントが稼げなかった。
SSTBは濃いようだが、STBはよく分らない。
II=155度付近のSEBはしっかりと濃度があるが、SEBnは淡いようだ。
眼視ではEBも見えていた。
NEBは太いベルトで、EZnのFesttonも見られる。
眼視ではNTBも1本のベルトではっきりしている。
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