2004年8月の惑星観測の報告です。木星の2003-04年度の観測シーズンの最後となった観測が3人から7日間で19観測ありました。今期めざましい観測数を記録されている柚木健吉氏(堺市)は8月13日まで追跡されましたが、最終観測は福井英人氏(静岡県)の8月14日でした。木星は9月22日に合をむかえ、新しいシーズンの観測は10月中旬頃から始まるでしょう。これまで赤緯はプラスで、北半球の観測者にとっては恵まれていましたが、今後の6年間は赤緯はマイナスとなり、南天での低い高度での観測になります。
7月9日に合を終えた土星は、8月11日に林 敏夫氏(京都市)が初観測(高度22°)に成功されています。明けの明星の金星は8人から11日間で21観測(そのうち海外は4人で11観測)、8月28日に衝をむかえた天王星は8人から9日間で16観測(そのうち海外は6人で10観測)の報告をいただきました。
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