気流の影響による歪みが少ない画像を選び、多数の基準点を決め、画質の良いも
のを選んでコンポジットできます。VGA、1000フレームの処理が、2.53GHzのPCで
約25分でした。簡単ですが操作手順をご紹介します。
AviStack1.81をダウンロードして解凍し、次にAviStackのwebにリンクされてい
る"Ronn's homepage"からダウンロードした"krsgravi.zip"を解凍し、AviStack
と同じフォルダに入れます。
AVIを読み込むと"Set Alignment"ボタンが、アクティブになります。
・"Set Alignment":基準点を二点(左クリックと右クリック)指定します。枠が
大きいと処理が遅いので、デフォルト24で"Apply"をクリックします(図1)。
・"Align frame":画像を調べ、二点のズレ(変形)をグラフにします。除外範囲
を決め、"Apply"をクリックします。
・"Set Cutoff":"Lower/Upper cutoff"と、"Smoothing factor"等のバーがアク
ティブになります。"False color"で画像の輝度が示されます("Original
color"で元に戻ります)。"Smoothing factor"等の値は、デフォルトでも良い
です。
・"Set R Point":基準点が多数現れます。もし、背景の空に基準点があれば、
"False color"表示で、"Lower cutoff"の値を増やして背景のカブリを切り、
また、基準点を減らすなら、"Minimum distance"の値を増やし、"Set R
Point"をクリックすると基準点の位置が変わり、数が減ります。
そして、"Calculate Quality":画質を見積り、"Align Reference":位置を合わ
せて、"Stack Frame":スタックをします。
AviStackは、http://www.avistack.de/からプログラムと英文マニュアルがダウ
ンロードできます。Windows XP/Vista対応、Windows7でも動きました。
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