天文ガイド 惑星サロン2012年10月号 (No.121)山崎明宏

個人輸入をしてみよう

電卓片手に海外のショップを眺めつつ、円に換算してみると・・・、ちょっと驚 く金額になる場合があります。円高の現在、正規代理店の価格もそれなりに下が りましたが、それでも個人で輸入した方がさらに安く買える魅力があります。個 人輸入など自分ではとても、と思われている方のために、今回は、そのノウハウ の一部をご紹介します。

【初級編】ついつい注文ボタンをポチッとしてしまうアマゾン。本家である米国 のAMAZON.comは、原則日本への発送は行いません。しかし、書籍類の大半は、日 本への郵送が可能です。米国サイトで新規登録をすれば、すぐに購入することが できます。

【中級編】Amazaonやebay、一部のメーカー品などは、日本への発送をしてくれ ません。こんな時は、米国内の転送サービス業者を利用すれば購入が可能です。 "Spearnet"という転送業者は、登録すると米国内の配送センターの住所を割り付 けてくれますので、購入商品の発送先をそこにすれば、通常は問題なく発送して くれます。転送業者は、商品到着後、日本の住所宛に転送してくれます。送料、 手数料ともそれほど高くありません。購入先が複数の場合、転送業者に同梱依頼 をすると、一箱に詰め替えて日本に送ってくれます。結果的に送料は安くなりま す。過去には、赤道儀の転送をしてもらいました。

【上級編】Astromartという個人売買サイトがあります。登録時に$12必要ですが、 ありとあらゆる天文商品が売買されています。サイト自体が仲介するわけではな いので、相手とコンタクトを取った後は全てメールを交わしながらの取引になり ます。自己責任で海外への先払い送金のため、常に不安はありますが、私の場合、 すべて問題なく商品を手にすることができています。掲載した12.5インチの反射 望遠鏡は、カナダの方から購入しました。

※ 個人輸入は、それなりのリスクが発生するのでご注意を。

[図1] 個人で輸入した12.5インチ反射

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