木星の観測シーズン毎に開かれ、今年で42回目となる木星会議が、11月9日、10日の両日、川崎市の武蔵中原にある「会館とどろき」で開催されました。 月惑星研究会の創立60周年にあたる今年は、初日の夜に記念パーティーも合わせて開かれ、北海道から九州まで、全国各地から約50名の木星観測者・研究者が集まりました。
初日は開会の挨拶と自己紹介の後、国立天文台副台長の渡部潤一氏による講演があり、「天文学 この60年」というタイトルで、太陽系天文学に関する今日までのイベントについて、お話していただきました。 月惑星研究会の関わりにも触れながら、時にはユーモアも交えた語り口で、大いに楽しむことができました。 次は、木星会議恒例となっている木星面のまとめのセッションとなり、最後に記念撮影を行って初日は終了となりました。
夜は武蔵小杉のホテル精養軒に会場を移し、月惑星研究会の創立60周年記念パーティーが盛大に行われました。 60年の歴史を振り返りながら、創立当時から現在まで、各世代のメンバーによる話などで、大いに盛り上がりました。 また、60年の節目として平林現会長から、新会長田部一志氏、副会長堀川への体制変更の発表がありました。
二日目は研究発表のセッションで、木星面の現象や撮像技術から大気モデルまで、幅広い内容の発表が6件ありました。 来年は関西方面での開催となる予定です。
[図1] 木星会議の記念写真 |
大学生からシニアまで、幅広い世代の人たちが集まりました。 |
前号へ | INDEXへ | 次号へ |