今年で46回目となる木星会議が、6月8日(土)と9日(日)の二日間、川崎市教育文化会館で開催されました。 近年はオンラインでの開催が続いていましたが、 今回は5年ぶりに集合形式に戻り、全国各地から約40名の参加者が集まりました。
会議初日はこれまでと少し趣向を変えて、佐野武史氏と西田和史氏が中心となり、惑星撮像を志す人たちのために、基礎的な知識、望遠鏡やカメラなどの機材、撮像アプリや画像処理などについて、実演を交えながらの講座を行いました。 テンポの良い佐野氏の話と西田氏の素晴らしい木星アニメーションは、新しい可能性を感じさせる内容でした。
休憩時間には「お宝披露」として、参加者が持ち寄った過去の木星スケッチや写真の展示がありました。 そして、夜の懇親会では、久しぶりに顔を合わせた参加者同士で話がはずみました。
二日目は木星会議の定番である、筆者による木星面のまとめのセッションで始まり、研究発表は水元伸二氏と筆者の2件でした。
今回は5年ぶりということもあって、参加者同士のコミュニケーションも活発だった印象です。 参加者の高齢化が課題となっていますが、若い世代に木星の素晴らしさを伝えることを目指したいと感じました。
[図1] 木星会議の集合写真 |
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